Kamaseinu-v2

ついにまた自サイトで語る時がきたのだ。

Inscryption

クリアしました。
(!)ここから全てネタバレ配慮なし

 

一周目クリアまでの総プレイ時間は20時間程でしたがAct3で少し時間をあけてしまったのもあって、クリアした瞬間「えっ???????????????」になってしまい、自分が何を理解できてて何を理解できていなかったのかすらわかっていない状態だったのですが先人の解説や考察をじわじわ読み進めて今、かなり深い感動に包まれています。

まず、「えっ??????」になったのが自分だけじゃなさそうなのに少し安心して、そしておそらくプレイ後プレイヤーが一番に辿りつくこちらの記事

note.com

を拝見しARGという存在をはじめて知りました。

わかるかい笑

 

自分で何かを試行錯誤することから遠のいた現代人アラサーにわかゲームプレイヤー(しかも英語が弱々)が到底思い至るはずもないとんでもないことが裏で進行しており、ゲームの世界が現実の世界に侵出している(こういう表現のゲームめっちゃ好きなんですがメタフィクション系?としてしか捉えられずここまで物理的にも干渉しているものがあることに感動と謎の羨望がうまれた。)、ここまで含めて最新のサイコロジカルホラー的と感じました。

そもそも、自分で内容が正しく捉えられていない人間がこのゲームを面白い!と簡単に言ってしまっていいものかともおもったのですが、めちゃくちゃ面白いんですよね。(言って良いに決まってるし…。)カードゲーム自体もかなり感覚的で、やっていくとなぜか理解できている、なぜか戦略ができあがっていく。勝てなくても外部的要因が助けてくれる。それをGMが容認してくれている。世界が何転もして、なにもわからなかった状態から次第に過去のこと現在のこと、なにを争わされているのかが理解できていく。そしてなんとなく、推しがいる…。(レシー派です)

レシー最後のシーン(Act4)でかなり好きになってしまい、思い入れが他よりなぜか深いです。最期の時に、自分も(もしかしたらルークのことも)これで終わりだってわかってるなかでするゲームには勝ち負けなんかもうどうでもよくて2つも前の世界線?で自分を打ちまかしたデッキを褒めてくれるんだもん…今際の際に…ロマンチックすぎる。そもそもレシーのInscryption(ストライブそれぞれのカードゲーム名も”Inscryption”って認識でいいんでしたっけ?不安)もかなりロマンを感じる。大きな月にむかって歩かされたら、まさか辿り着いた先でそれと戦わされるなんて、あんなモサモサの山男が仕掛けてくるにしては素敵すぎる演出…。初見プレイ時はなにがおこるかわからなくてめちゃっっっっ…………くちゃ怖いんだけど………。

 

と、まあまだ理解が完全に追いついていない中、キャラクター萌えしてしまっているせいで他の方の考察あさりの手がとまりません。Discordも参加しちゃった。(過去ログ遡れるのありがた〜〜)先人たち本当にありがとう…こんなにも考察が充実してるゲーム久々で、ずっと噛んでいられる…。

 

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前々作、Pony Islandは以前、幕末志士・坂本さんの実況でみていたのであ!!!!!!!同作者!!!!理解!!!!超なるほど!!!!!!!になったのですが、こういう『悪魔』という存在が本当にいて、現実に干渉するくらいのリアリティさで『悪』として悪行をはたらいているという表現が本当にたまらなくツボに入ってしまい…それをさらに洗練された表現で難しく奥深く謎深く作られたInscryptionの素晴らしさを改めてかんじました。The Hexはネタバレ踏む前に早々にやってみたいとおもいます。怖いかな〜。

私は基本的にホラーが苦手でどんなメディアであれとことん避けながら生きてきていたのですが、このゲームをプレイして改めて「サイコロジカルホラー…めっちゃ好きでは」と気づけたのはかなりよかったです。(サイコロジカルホラー 代表作、で検索するとすぐドキ文が出てくるし、なんか、こういうプレイヤー心理・精神汚染系好きなのかも…我ゲームにめちゃくちゃにされたい願望有り…(怖))