Kamaseinu-v2

ついにまた自サイトで語る時がきたのだ。

The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~

アしました。

(!)ここから全てネタバレ配慮なし

なんだこのゲーム、メチャクチャ良かった〜。
「これ、メチャクチャいいなあ…」と永遠に呟きながらやってしまうくらいメチャクチャ良かったです。

 

なにが良かったかというと本当にキリがないくらい良さしかないのですが、まず挙げるなら

とにかくアートワークがよかった。

このゲームは、絵本の中の登場人物が絵本から飛び出し、外の世界から絵本の中に介入することができるんだけど、まずその予兆として、絵本の中の文章を操作することができるんです。海外製のゲームなのに、素晴らしくマッチする日本語フォントを使えていること。これかなり素晴らしいとおもいます。(しょうがないけどここ惜しいゲームが無限にある。しかもこのゲーム日本語ナレーターまでついている。すごすぎ。金と手間がかかりすぎている。)

もちろん絵本の絵柄、外から持ち込まれた鉄製品の写実的な絵柄、外の世界のリアルなCG描写、どれをとっても一級品といえる作りだと思いました。他のカードゲームのキャラクターとの接触なんか特に顕著で、ミスマッチともいえる画風?の組み合わせがどこまでもリアリティとユーモアをうんでいる。世界って全部画風違うからな…。

 

そしてハムグランプ編。良い。良いすぎる。

月ひげじいさんがハムグランプにやられ表4からいなくなってしまう、という悲しすぎるギミック。ジョットたちの行動を悪く悪く書くト書き。ハムグランプを讃える文言。お約束といった感じではあるけど、やな感じで最高。

途中、仲間といいつつお荷物ですらなくそのへんにたっててページめくりの関係でいなくなってしまう味方たちの活躍の場もあってかなりアツくなりました。

ヴァイオレット戦、ルールの説明がないけどなんかわかるけどなんかうまくいかない▶︎もっがい!!!!と何回ハムグランプにやられたかわかんないくらい負けた笑 これ単体のゲームやりたかったらどう検索したらいいのか…パズドラ?(パズドラやってません)

 

(高すぎる〜〜〜〜。)

ハムグランプ編の色彩の乏しいサムの部屋も好き。

てか現実世界のダンジョン全部ものすごく楽しかった。3Dゲーは64マリオからずっと不得手ではあるんですがリスポーンも甘いしはやいしでかなりノーストレスでいけました。難易度高いほうでやったけど、とにかく優しいゲーム設計で、小学生と幼稚園児の甥っ子にぜひやってほしい、と思いました。けどちょっと難しいかな。漢字と謎解きがなあ…ゼルダで鍛えないと…?とはいえ、単純に子供にやってほしいという意味でもかなり良いゲームと言えると私は思っています。

 

このゲームの良さってどこまでも王道であること、なんじゃないでしょうか(絵本ってそういう必要性を孕んでいる部分もあるだろうし)。それをどこまで現実味をもたせて夢を付加させて視覚化させるかっていうのに真っ当に挑んでいてそれが見事成功しているのが「良すぎる」の理由だと思います。私はもういい中年だし、スレた作品もスレてない作品も色々知ってるけどこのゲームの王道一本どまんなか!なのに、ハムグランプの落日の理由や、蝶というモチーフのエモーショナルさを孕んだ繊細な悪意も一緒に描くというちょっとした欲張りさなんかが加わり、ゲームへの愛しさにつながるんじゃないかと思いました。おもしろかった! バグりまくって本の虫ちゃん出てこなくてルート確立できず詰んだときもあったけど!バグ除去して漢字にふりがなかふってくれたらぜひ甥くんたちと遊び直します!

 

最後、ローブのキャラクターのネタバラシ、サムかとおもってたんですけど実際はそうじゃなくて、作家になった未来のサムのキャラクターがタイムトラベルしてやってくるってなに???良すぎ。こんな良いことある????気づいた瞬間「あががが」って言った。