Kamaseinu-v2

ついにまた自サイトで語る時がきたのだ。

帰ってきた 名探偵ピカチュウ

アしました。

(!)ここから全てネタバレ配慮なし

いや〜良いゲームでした。

私の名探偵ピカチュウ履歴は映画『名探偵ピカチュウ』と、次いで本作になるのですがなんか映画版の正統派続編?って感じで、子供向けとはいえかなり楽しめました。何を隠そう映画館で映画版をはじめてみたとき、あまりの良さに大号泣してしまい、ぬいぐるみを買い、グッズを描い、4DXを一人で見に行くらいガンハマってしまったのでこうして新作をプレイすることができて本当に幸せです。(ゲーム前作やってないけど全然問題なかった)

ポケモンは派生ゲームを除いておそらく全てプレイしてるのですが、本作はライムシティのコンセプトともいえる「ポケモンと人間の共生」にしっかりとスポットライトがあたっていて、まじで誰もポケモンバトルをしていない世界…というところの現実性に、(映画で一回感動しているながらも)もう一度感心してしまいました。今更なんだけどポケモンバトルって、あまりにもポケモンを道具としてみすぎている概念ですよね。

そもそもこのゲームのポケモン、一回もボールに入ってないじゃん。ボールに入ってポケットに入れて持ち運べちゃうからポケモンなのに全然ポケットに入らない。現実世界の動物的すぎる。保護するときとかそのまま連行すんの????になりますもん。ポケモン派生漫画とかだと、弱ったポケモンはボールにいれて移送、みたいな謎の設定すらあるのにまじでありのまま。でもそこを捨ててでも共生の世界を描いたのはかなり芸術点が高いと思いました。

ハリーとピカチュウの出会い然り、街中の人とポケモンの関係性然り、ここの街のポケモンって誰にもゲットされていないから『一緒にいたくて一緒にいる人とポケモン』なんですよね。ポケモンだけで一人で買い物もいっちゃうし、コーヒーものみにいっちゃうし自立もしてる。(それに誰もポケモンを匹で数えてない。人で数えてる)前述の通り誰もボールでしばったりしていない。ポケモンの本筋であるところの通しタイトルゲーでだんだんと無理がでてきている「強制」とは別の「共生」を綺麗に描いていて好感が持てました。

ウッウとターナーの関係性なんかかなりいいじゃん。ポケモンに面会に来るパートナーいれば、パートナーに面会にくるポケモンあり。

あとトレーナーって表現しないところもいいな。パートナーなんですよね。かなりわざと、あえてやってるところだとおもいますが、そんな肩書きなくてもこの街ではポケモンと人が両思いになってやっててんだよ…最高じゃん。

いやシリーズのポケモンも面白いし好きだし、そもそも原点なんですが実際にポケモンがいる世界にいったら「こっち」でありたいんだよ、ってところが映画でも思えたところだしこのゲームでももちろんそうだし、というところで最高の一本でした。

ありがとうございます。

このポケモンの下に出てくる一言コメント大好きなんですがゴンベちゃんが優勝しすぎている。

あとティムくんがポケモンそんな詳しくないのもいいですよね。全種覚えてるほうが現実的じゃない。いいな、このゲーム。しみじみと、良い。

謎解きもたまに普通に考えちゃったりして結構楽しめました。ペナルティないとかそこはもう。ね。対象年齢の問題なので笑